明らかになりつつある⻭周病とアルツハイマー病の関係

https://www.ncgg.go.jp/ri/labo/19.htmlより

明らかになりつつある⻭周病とアルツハイマー病の関係
⻭周病がアルツハイマー病のリスクを⾼める可能性が⾼いことを⽰した研究は複数あります。当センターのもの忘れセンターを受診した183人について、歯周病の検査を実施したところ、慢性歯周炎のあるヒトはないヒトに比べて、明らかに認知機能が低下していました(文献2)。また、台湾で50歳以上の⻭周病患者9291⼈と健康な1万8672⼈を10年間追跡した結果、慢性⻭周炎のある⼈はない⼈と⽐べてアルツハイマー病発症のリスクが1.7倍⾼くなったことが報告されています(文献3)。さらに、アルツハイマー病で死亡した患者の脳組織からは、代表的な⻭周病菌であるPorphyromonas gingivalis (P.g.菌)(図2)の出す毒素が⾼頻度に検出されるが、正常なヒトの脳組織では検出されない、という報告もあります(文献4)。我々は、このP.g.菌を、アルツハイマー病を発症しやすいマウスの⼝から与えて⻭周病を発症させた後、マウスの脳にアミロイドβがどのぐらい沈着するかを調べる研究を⾏いました。その結果、P.g.菌を与えて⻭周病を発症させたマウスでは、P.g.菌を与えず⻭周病を発症しなかったマウスに⽐べて明らかに認知機能障害が悪化し、脳内のアミロイドβの沈着⾯積が増加していました(図3)(文献5)。

 歯周病といえば、糖質制限!!