バーンスタイン医師「糖尿病の解決」より

バーンスタイン医師の糖尿病の解決―正常血糖値を得るための完全ガイド
リチャード K.バーンスタイン
金芳堂
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上記引用

何千人かの糖尿病者がこのプログラムで改善した。彼ら同様、あなたが主治医の助けをかりてこのガイドラインに真剣に従えば、不適切な血糖値の変動による不快さを阻止できるはずである。あなたはまた、長期の慢性高血糖による重篤な合併症を予防あるいは回復さえできるかもしれない。

最後に、私が本書に述べることの多くは米国糖尿病学会(ADA)やその他の国の糖尿病学会の勧告に真っ向から逆らうものである。なぜか?もしも私がこれらのガイドラインに従っていたならば、私はとっくに死んでしまっていただろうからである。そのような対立の内容には、私が推奨する低炭水化物ダイエット、2型糖尿病者が持っている生き残ったインスリン産生ベータ細胞を燃え尽きさせるかもしれない薬物(SU剤など)を避けること、私が使用するインスリン抵抗性を下げるある種の栄養剤、私が好むインスリン(ある種のものは敬遠)、残りのベータ細胞を保存したい欲求(伝統的な治療概念に対する異なる考え方)、およびADAの現時点でのより高い血糖許容方針に対して糖尿病患者も正常者が享受すると同じレベルの血糖値を維持する権利があるとの私の主張、などがある。

最も重要なことは、ADAのガイドラインと違って、われわれの治療法には効果があるということである。

 

この本は1997年初版であり、すでに20年以上が経過しています。当時のアメリカ糖尿病学会は、糖質制限を認めていませんでした。

ご存じの通り、ADAは糖質制限を治療法の一つとして推奨するように変化していきました。

2019年日本糖尿病学会は、相変わらず糖質制限を認めていません。

方向転換が遅れるほど、病気で苦しみ、早死にする人が出続けるでしょう。

 

糖質摂取比率50%以下へ??日本糖尿病学会の新ガイドライン

山田悟先生・・・糖尿病診療ガイドラインの刊行が遅れている理