リチウム中毒・・・ティアニーのパールより
ティアニーのべストパールより
「リチウム中毒はナトリウム代謝と同じである。一定量服用下でも循環血液量減少時には血中濃度が上昇することがある。過量投与なしにリチウム中毒が起こる」
リチウムはナトリウムと同様に小さな陽イオンで、病的であっても、病的でなくても、循環血液量減少時には、近位曲尿細管でのリチウムの再吸収が亢進します。このことは、リチウム内服中の患者が投与量の変更なしに、暑い天候、もしくは活発な運動後、加えて循環血液量減少による病的状態によって、リチウム中毒の危険性を有していることを意味します。
コメント:リチウムは双極性障害に使われる薬です。内科医にはあまり身近な薬ではありません。
以下引用
手足の震え、幅吐、意識がぼんやりして睡眠に近い状態【リチウム中毒】
動かずだまっている、筋肉のこわばり、急激な発熱、脈が早くなる【悪性症候群】
息切れ、めまい、疲れやすい【徐脈】
多飲・多尿、全身倦怠感、のどの渇き【腎性尿崩症】
意識がうすれる、考えがまとまらない、判断力が低下する【認知症様症状、意識障害】