統合失調症ケースレポート26

ORTHOMOLECULAR TREATMENT OF CHRONOIC DISEASEより

G.L.1954年生まれ

G.L.は1974年に3回LSDを使用した後から体調不良となった。彼女はとても抑うつ的で、自殺企図があり、2日間入院した。1975年超越瞑想を始め、大学1年を開始し、飲酒をよくするようになった。2度目の自殺企図の後、ブリティッシュコロンビアの健康科学センターへ1ヶ月ほど入院し、そこで統合失調症と診断された。退院後、強迫観念がより強くなり、より自分が分裂していると感じるようになり、さらに1ヶ月入院した。1975年11月2ヶ月入院。1976年にも入院した。その後、ビクトリアの施設へ1977年8月5日に再入院し、その時に私は初診した。彼女は人々に見られていると信じていた。このためにバスに乗ったり、外出することを恐れていた。壁が倒れ掛かってきたり、クローゼットの中のスーツが恐ろしい人物に変化するのが見えた。幻聴もあった。彼女はパラノイド的で、人々が彼女について話をしていて、彼女を追いかけてくると信じていた。集中力に乏しく、何より抑うつが酷く、緊張していて、自殺念慮があった。1975年に10日間の断食を行ったが、終わり頃は大変体調がよかった。私はオーソモレキュラーのプログラムを開始してもらった。彼女は改善しはじめ、1980年にワインを大量に飲みだすまでは好調であった。1983年8月彼女は抑うつになったが、1986年半ばには回復した。その後もビタミン療法を継続した。1986年12月アパートに火をつけて自殺を図った。しばらくの間グループホームへ入所した。1991年には結婚したが後に離婚した。彼女は再婚し、調子は良く、一人の子どもがおり、ビジネスを発展させている。10人の従業員がいる。1992年5月2回目の妊娠をした。この時に甲状腺がんがあることが見つかり、切除術を受けた。彼女はアスコルビン酸を多く含むビタミン療法を行った。手術の2週間後に彼女は電話をかけてきて、体調はよく、仕事に復帰する予定であると話した。