統合失調症ケースレポート27
ORTHOMOLECULAR TREATMENT OF CHRNOIC DISEASEより
R.S.1958年生まれ
私がR.S.に最初に会ったのは、彼の3度目の入院中であった。彼は神の姿と愛について語り、2種類の幻聴について話した。人々が監視していると信じていた。パラノイド的であり、誰かが彼を殺そうとしていると感じていて、気分は不適切であった。1979年5月20日から6月16日に入院。このときにオーソモレキュラープログラムを開始してもらった。その年の8月までにかなり改善した。1980年の始め頃、遅発性ディスキネジアの症状をみせるようになり、マンガンの内服により1ヶ月ほどで改善した。1980年3月過量内服による自殺をこころみ、エマージェンシールームへ入室した。入院までは不要であった。
1980年12月25日から1月2日まで入院した。私は1984年に彼にあった。この時、彼は通常の内服治療は受けていたが、ビタミン療法は行っていなかった。彼は元気そうで、2つの仕事をしていた。しかし、1ヶ月ほど内服治療を中止したところ、再発し1988年6月19日から6月30日に入院した。彼は7年もビタミン内服をしていなかった。彼にビタミン療法を再開してもらった。その時から治療を継続し、何年も調子がよい。
Haldol(3mg/day), niacin, vitamin C,
彼はフルタイムの仕事を継続し、雇用主ともうまくやっている。
1979-80(17times), 1981-82(3 times), 1983-84(1 times), 1985-86(0 times), 1987-88(4times), 1989-90(12 times), 1991-92(11 times)
両親によると、彼はもう1度幻覚を経験したくて、1ヶ月ほどナイアシンを中止してみたそうである。数日内に幻聴が聞こえはじめ、内容は以前と変わらなかったという。またパラノイド的になり、彼は読んだものをすべて信じるようになった。彼の判断はとても影響をうけていることがわかった。
そこでナイアシンを再開したところ、4日内に幻覚は消失した。