アジソン病・・・ティアニーのパールより
「収縮期血圧が100mmHg以上なら、アジソン病は除外できる」
糖質コルチコイド欠乏には多くの原因があります。最も多いのがプロドニゾロン治療の突然の中止です。真のアジソン病は、糖質コルチコイドと鉱質コルチコイドの2つの欠乏の組み合わせです。鉱質コルチコイド欠乏は血圧維持を困難にします。一方、糖質コルチコイド欠乏のみの患者では、収縮期血圧100mmHg以上を示すことがあります。医師は、アジソン病、糖質コルチコイド欠乏両者に併発する疾患に遭遇したときに、その重篤さを過少評価してはいけません。なぜなら、それは不応性の血圧低下をもたらすことがあり、併発した疾患が認識されず治療が行われないと、特に、感染症の患者では数時間で死亡することさえあるからです。
最近は「副腎疲労」という言葉も聞くようになりました。糖質の過剰摂取が一因となります。
以下 奥平智之著 「食べてうつぬけ」より引用
アドレナリン 副腎髄質から分泌されるホルモン、急激な血糖値の低下というストレスに対して、交感神経が強い緊張状態になり、攻撃性、興奮、イライラ、怒りっぽい、血圧上昇、どきどきなどの症状が現れる。
コルチゾール 副腎皮質から分泌されるホルモン。ストレスや炎症、低血糖を緩和する。長期的に大量分泌されると、免疫機能や筋力の低下、不妊、睡眠障害の原因となったり、脳の記憶などをつかさどる海馬の萎縮につながったりすることもある。分泌能力が低下すると慢性疲労に。
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