狭心症・・・ティアニーのパールより

「多くの狭心症患者は胸痛を否定する。そのかわり、胸やけ、腹痛といった表現すらする。」

 

内臓痛は大脳によって限局した痛みとして認識されにくい傾向があります。このように、心筋虚血はさまざまな訴えとして表現されます。心筋虚血と類似する疾患の危因子を考慮することが重要です。

 

*大脳は内臓からの疼痛シグナルを、同じ脊髄レベルの後角を経た皮膚からの疼痛シグナルとして認識します。心筋虚血は心筋内の求心性痛覚神経終末を刺激します。この神経線維は交感神経幹を通り、胸髄1-5レベルの左側分節部に入り、心筋虚血はT1-5の体表部の痛みとして自覚されます。痛みのインパルスは、上・下方、右側に伝導するため、頚部(C3)、肩(C4)、上腹部(T6)、右胸部の痛みとして自覚されることがあります。

 

パールのナンバー1.最も医療訴訟になりやすい病気の1つ。

糖尿病の患者さんでコントロール不良の場合は痛みが全くない場合すらある。

 

 

「パール」という名称が慣用的に使われるようになったのは、何年も前に翻ります。40年以上前に私が医学生だった頃から「パール」と呼ばれていたことをよく覚えています。また、パールは短く、記憶しやすい限り、とてもすぐれた教育ツールだと考えられています。これはさらに詳細な、エビデンスに基づいた臨床診断の解析の放棄を意味するものではありません。医学を学ぶすべての人は、個人的な経験、医学雑誌、教科書、世代から世代へ受け継がれるパールなどを含む、いくつもの方法で学ぶことが大切なのです