真性赤血球症・・・ティアニーのパールより

出血性十二指腸潰瘍の患者に、医学生が脾臓の先端を触れると感じたなら、患者に鉄を投与してはいけない。これが診断であろう

この疾患には歴史的に、胃酸産生の増加、それに続く十二指腸潰瘍の発生が観察されています。おそらく、この疾患に合併する好塩基球増多、好酸球増多に付随するヒスタミンの上昇に由来すると考えられます。その結果として、患者は貧血の様相を呈し、消化管出血により真の隠された状態で病院を受診するかもしれません。もし鉄を投与すると、これらの患者では無制限に新しい赤血球を造る能力があるため、臨床医学全般において最も高いヘモグロビン値が測定されるでしょう。医学生の所見をすぐに斥けないでください!

 

赤血球増多症は、「鉄が不足するのに赤血球が増え続ける」不思議な病気です。奥平智之先生の講義によると、人体は体内の鉄をまず赤血球に用い、残りをそれ以外に使う。すなわち、貧血は鉄不足症の最後の表現である。(貧血でなくても鉄不足とそれによる症状が存在する。いわゆるテケジョ)

 

骨髄増殖性疾患(骨髄幹細胞のクローン性増殖)なので、ヒスタミンを分泌する細胞も同時に自律的に増加し、そのヒスタミンが胃潰瘍を起こす。ヒスタミンH2ブロッカーは胃潰瘍の薬(ガスターが有名)。ヒスタミンH1ブロッカーがいわゆる抗アレルギー剤。(過剰なヒスタミンのコントロールに栄養療法ではビタミンCとナイアシンを用いることが多い。)

 

http://itonaika.in/3639・・・ティアニーのパール1より