ビタミンDと疾患(心疾患、癌)

ORTHOMOLECULAR MEDICINE FOR EVERYONEより

心疾患 
 ビタミンDは心血管の健康に重要な役目を果たす。高血圧を防ぐのみならず、治療にも役立つ。ビタミンD欠乏の有無に関わらず、高血圧を改善する。
 うっ血性心不全はビタミンD欠乏によって引き起こされる可能性がある。ビタミンD不足がミネラルの代謝異常と心筋不全をきたすことが説明となるかもしれない。驚くまでもないが、骨量の減少もうっ血性心不全に関与する。拡張型心筋症はくる病とリンクするといわれてきた。双方ともカルシウムとビタミンDサプリメントに反応する。

癌 
 皮膚がんは実際は、多くの人が原因と考えている「日光」により防げるかもしれない。
“Naked at Noon:understanding Sunlight and VitaminD”の著者である、Krispin Sullvivanはこう書いている。
「皮膚細胞の癌化をふせぐことが知られているもののひとつは、ビタミンDである。多くのアメリカ人にとって、ビタミンDの供給源は日光である。紫外線Bは、唯一のビタミンDを合成する光の波長であり、多くのアメリカの地域では、夏の数ヶ月の間の昼間のみに十分存在する。われわれが避けるべきであるとアドバイスされている紫外線Bの時間は日焼け止めでブロックされている。」日光に当たりすぎて、ビタミンD中毒になることはない。しかし、日光浴について持続的に関心がよせられ、ビタミンD内服の議論となる。
 大腸がんは明らかにビタミンD不足と関係する。不十分なDレベルは卵巣癌と多発のう胞卵巣症候群とも関係する。
Medline(A National Library of Medcine)で調べると、およそ前立腺がんについて300、乳癌について400ものビタミンD治療に関する論文を検索することができる。