ホジキンリンパ腫とチェックポイント阻害薬
2026年 8月号より
私の専門である血液領域では、古典的ホジキンリンパ腫というリンパ腫の一種に対するICIの効果には目を見張るものがあります。古典的ホジキンリンパ腫は日本人のリンパ腫の5-10%程度で、どちらかというと希少疾患なのですが、現在ICIはこの古典的ホジキンリンパ腫の再発・難治例に対して保険適応されています。そのため、古典的ホジキンリンパ腫では、再発・難治例に対するサルベージ療法(救援治療)という位置づけになるのですが、奏効率は70%程度、奏功期間は1年以上維持できることがあります。また、再投与でも効果がみられるという報告もあるので、古典的ホジキンリンパ腫の領域ではこれまでになかった素晴らしい治療になっています。
一方、すべてのリンパ腫に効果があれば良いのですが、やはり効果の期待できる疾患や病型には特徴があります。古典的ホジキンリンパ腫は、PD-L1やPD-L2の発言が一定程度ある。いわゆるPD-1依存性の高い腫瘍であることもわかっています。
ホジキンは比較的少ない。