正中弓状靭帯圧迫症候群とは

正中弓状靭帯圧迫症候群とは

以下上記より

特徴的な症状

・食事中に出現し、食後30分から3時間程度で軽快する鋭い腹痛が続いている。
・息を吐いたときに腹痛が強くなる。
・食事中の腹痛が原因で、嘔気・嘔吐、体重減少を認めている。
機能性ディスペプシア(機能性胃腸症)と診断され、治療を受けているが、一向に改善しない。

ストレスの多い現代において比較的ありふれた疾患として「機能性ディスペプシア」もしくは「機能性胃腸症」という病気があります。「胃が痛い」、「胃がもたれる」という上腹部の不快な症状が続いているにもかかわらず、内視鏡などで調べても特に異常がないのが、この病気の特徴です。
機能性ディスペプシアは、内視鏡や画像、採血検査などで胃潰瘍・慢性胃炎などの胃痛の原因となる疾患を除外した後に診断されます。通常は胃炎に準じた治療や、胃の運動機能を改善したりする薬が処方されますが、症状の改善が得られない方も少なからずいらっしゃいます。
機能性ディスペプシアに似た慢性的な上腹部の不快感を示す疾患の中に、「正中弓状靭帯圧迫症候群」があります。正中弓状靭帯圧迫症候群の発症率は人口の0.4%程度と比較的まれな病気ですが、機能性ディスペプシアと診断され治療を受けたが症状が改善されない方の中に、本疾患の方が相当数いるのではないかと考えられています。

 

コメント:見たことも、聞いたこともない疾患名でした。中年女性に比較的多く、息を吐くときに痛みがでるのが特徴らしい