チェックポイント阻害薬の副作用マネジメント
日本医師会雑誌 2026年8月号より
①免疫チェックポイント阻害薬
自己免疫疾患に類似した有害事象が特徴である。間質性肺炎、大腸炎、肝機能障害、内分泌障害(甲状腺、下垂体、副腎、1型糖尿病など)、神経障害など、全身のあらゆる臓器に生じ得る。これらは投与期間中だけでなく、投与終了後長時間時を経て出現することもある点に注意を要する。
②分子標的治療薬
血管新生阻害作用に起因する高血圧。手足症候群、タンパク尿、甲状腺機能低下症、消化器症状(下痢、口内炎)が中心である。これらは投与量に依存する傾向があり、対症療法や休薬、減量によるコントロールが基本となる。
③皮疹はTKI有害事象なのか、免疫チェックポイント阻害薬のためか、判別が困難な場面に遭遇することがある。TKIはやめると改善しやすい。