小児の近視
ドクターサロン 2026年1月号より 松村 沙衣子先生
・基本的に目は丸いので、眼鏡やコンタクトで、網膜の一番真ん中の黄斑部に収束をきれいに合わせたとしても、周辺から入る光は、目が丸い関係から網膜の後ろにピンとがあってしまいす。その刺激に合わせて目の長さが伸びてくる周辺部軸外収差説という仮説ですが、それで目が伸びてきて近視化すると考えられています。
・今、禁止を抑制する治療の選択肢には、低濃度アトロピン点眼という薬理学的治療、あとはオルソケラトロジーといって、ハードコンタクトレンズを夜間、睡眠中に装用して、黒目の形を変えて矯正する、かつ抑制をかけるという方法があります。
・多焦点ソフトコンタクトレンズ・・・特殊なデザインを持ったソフトコンタクトレンズを日中に装用して抑制をかける。
・レッドライト療法・・・機械を3分間1日2回除く光線療法
・低濃度アトロピン点眼について・・・2年間の治験が行われました。コントロール群と比べて、近視に2年間で0.65Dぐらいの抑制がかかったとのことです。2025年4月に導入された。自由診療。
・近視は身長と同じで、年齢とともに進行度が少なくなり、だいたい16-18歳で止まってくるので、抑制治療はその辺りまで続けることになります。
・この点眼の副作用ですが、瞳が開く関係で、眩しさと調節障害がおこってきます。矯正視力が1.2から下がることはあまりないですが、近くを見る視力(近見視力)がおちてくることがある。
・出口が狭いタイプの閉塞隅角緑内障に関しては、眼圧上昇の有無をみていく必要があります(低濃度アトロピン点眼についてい)。小児ではこのタイプの緑内障はまれです。
個人的には、レッドライト療法が簡単でいいなと思いました。効果があればですけれど。