マグネシウムとPTHの関係

ステップビヨンドレジデント7巻より

低マグネシウム血症はカルシウムをひきずりおろす悪友ということを知っておこう。低マグネシウム血症があると低カルシウム血症になってしまう。したがって、低カルシウム血症に低マグネシウム血症が伴う場合には、まず低マグネシウム血症を治してやらないと、カルシウムを投与しても低カルシウム血症はなおせない。マグネシウムはPTHの産生・放出に重要な役割を果たしており、低マグネシウム血症は組織のPTH感受性を妨げ、PTH分泌を減少させるため、2次性低カルシウム血症を引き起こす。その他、アルミニウム、アルコールもPTH作用を抑制する。エストロゲンは骨を強くするが、血中カルシウムは低下する。低マグネシウム血症はプライマリケアの現場では約2%、ICUでは65%もみられるといい、珍しい病態ではないんだ。一方、腎不全では高マグネシウム血症になるのに、カルシウムは下がるんだよね

マグネシウムは、PTHの働きを助ける!

② マグネシウムの骨への直接作用

1️⃣ 骨ミネラルの構成成分

  • 骨中のMgは全体の約1%

  • アパタイト結晶の安定化に関与

2️⃣ 骨形成・骨吸収の調整

  • Mg不足

    • 破骨細胞活性↑

    • 骨形成↓

  • 炎症性サイトカイン(IL-6など)↑ → 骨吸収促進