Good intimate relationship(良好で親密な人間関係)

上記より

Robert Waldinger教授ら(Harvard Medical School)の研究によると、人が人生の終わりに幸せと思う要素は、”good intimate relationship”(良好で親密な人間関係)に尽きるという。①家族や友人、コミュニティなどとのつながりを持っている人はより幸せで健康で長生きし、②周囲との人間関係の親密性などの質が重要で、③良好な人間関係を持つ人は認知機能も保たれるという。724人もの人を75年間も2年ごとにインタビューし追跡調査した。人を幸せにするのは、決して財力や社会的地位ではないとようやくわかった。目の前の患者さんが少しでも良好で親密な人間関係を築いていそうだなと思ったら、その関係をすかさずほめるいいタイミングと思って、褒めて、褒めて、ほめまくろう。

コメント:高齢者診療の基本はLove and respectだそうです。

New York Timesのベストセラー”Love and respect”はエマソン・グリッチの書いた小説で、聖書の一節とかかわりがある。女性が最も望むものは「愛」であり、男性が望むのもは「尊敬」と男女の感情のニーズを表現しているが、男女どちらであっても、年配者を敬う”respect”は忘れてはいけない。