ビタミンＣは人間の健康にどのような働きをするのか？
「メディカル・マーベリックス」より
チョーカ「ビタミンＣが人間の健康にどのような働きをするのか、また、それが国民にとってなぜ重要なのかを簡単に説明していただけますか？」
ライナス・ポーリング「ビタミンＣは、人間の体内で起きているさまざまな生化学反応の多くに不可欠なものです。その中でも主要な２つの相互作用をあげると、免疫能を向上させることと、コラーゲン蛋白の合成を促進することです。
コラーゲン蛋白は人体の組織を結合させる作用をもつ大変重要な物質で、血管、皮膚、筋肉、骨を丈夫にする働きがあります。コラーゲンをつくるためには、体内の大量のビタミンＣが消費されます。
20年前に解明されたある事実に、私は大きな衝撃を受けました。それは、アーウィン・ストーン理学博士が、ヒト、サル、モルモット以外のほとんどの動物はビタミンＣを体内で産生できると指摘したことです。」
コラーゲン合成異常の典型例は、鉄欠乏性貧血に見られるスプーンネイルです。コラーゲン合成には、鉄・ビタミンC・タンパク質が必須です。
2度のノーベル賞受賞者ライナス・ポーリングがなくなる４か月前に受けたインタビュー。 感染症に対するビタミンCの有効性については、その後、長い長い議論が続いています。（医学会は歴史的にこの考えを抹殺しようと努めてきたようです。エイブラム・ホッファーの業績と同様に）
現在、新型コロナのパンデミックのため、再び感染症に対するビタミンCの有効性が注目されています。（アイハーブのビタミンCも一時品不足でした。）
手洗い、うがい、マスク、ソーシャルディスタンスでは物足りないですね。 安くて無害なビタミンCをコロナ予防に使うことになんの問題があるでしょうか。