統合失調症のケースレポート 結論

ORTHOMOLECULAR TREATMENT OF CHRNOIC DISEASEより

このグループの27名は10年以上にわたって治療を受けた。18人はwell, 3人はmuch improved, 5人はimproved, 1人は治療前と変わりなしである。不変の1名は、オンタリオの自宅に戻ってからは治療プログラムを中止した。悪化したものはいなかった。治療判定基準については前述したとおりである。定期的な医師による診察は継続された。薬物療法であれば、副作用のチェックのための受診が必要であろう。加えて、糖尿病がよい例だが、慢性病の患者には問題がおこってくることがある。 オーソモレキュラー療法は10年以上継続しても安全である。3つ目の結論は、少量のトランキライザーではひどい副作用がおきないことである。トランキライザーによる精神病は引き起こされない。トランキライザーのジレンマは解消されたのである。

 

最後の結論は、統合失調症患者にこの治療プログラムは受け入れやすく、継続しやすいことである。患者は継続的な改善が期待できる。もし私が同じグループの患者をもう10年間継続して経過観察をしても改善し続けるだろう。従来の精神科医療の問題点は、従来医療の研究自身により示されている。証明されていない仮説、すなわちプラセボ効果、信頼、何かの怪物のたくらみなどには効果がない。あるカルフォルニアの精神科医は、ある患者がビタミン療法が効果があると考えているから、その患者が精神病であるという判断をくだすという。プロがこのようなことをするものであろうか。