統合失調症のケースレポート12

ORTHOMOLECULAR  TREATMENT OF CHRNOIC DISEASEより

J.P. 1945年生まれ

J.P.は成長が遅く、精神発達遅滞と考えられていた。発語は9ヶ月のときに始めたが、その後2歳半までしゃべらなかった。彼女は特殊学級へ通ったが、あまり学ばなかった。修道院での3年の間に、彼女は特殊学校で学んだ何年分以上も学んだ。読み書きを学んだ。16歳の時、カルガリーに近い病院へ入院した。20歳までに何度か入院した。それからドクター・マックス・ボーゲルの指導でビタミン療法を開始し、かなりの改善を認めた。1977年J.P.と母親はブリティッシュコロンビアへ転居した。

初診時、彼女は現実感がなく、人々が自分について話しているという考えに取り付かれていた。抑うつ状態もあった。幻視があり、ビートルズの写真を見れば、彼らに話しかけていた。彼女にはピリドキシン、亜鉛不足の身体所見が存在していた。私は新たにビタミン療法を開始した。しかし、バンクーバーに住んでいたので、頻繁に診察できなかった。数ヵ月後、彼女はビクトリアのグループホームへ移り、Loxitane(60mg/day)を開始した。それから規則的に診察するようになった。目覚しい改善があり、ずいぶんよい状態となった。グループホームではうまくやっており、リハビリテーションのコースをとっている。母親が仕事を引退して、ビクトリアへやってきて一緒に住むのを楽しみにしている。彼女の2-3ヶ月における変化はドラマティックであった。

nicotinamide(300mg/day), vitain C (3000mg/day), pyridoxine(500mg/day), vitaminB complex(daily)

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