統合失調症のケースレポート6

ORTHOMOLECULAR TREATMENT OF CHRONIC DISEASEより

J.L. 1949年生まれ
1976年の初診時、何の情報も得ることができなかった。彼は母親と入室してきて、すぐに私に背中を向け、5分間ほど本棚の本をながめ続けた。母親が彼に座って診察を受けるように促さなければならなかった。母曰く、彼は子どもの頃よりずっととりとめがなく、学習障害がある。彼は読みかたを学習し、読書家になった。18歳のとき、LSDについて読んだ。そして自分が覚えている限りずっと幻視を見ていることを母に話した。1968年彼は2ヶ月ほど入院し電気痙攣療法をうけた。外来でも電気痙攣療法を継続された。この治療を合計100回ほど受けた。1974年3ヶ月ほどハリウッド病院に入院し、Thorazine(1600mg/day)の投与をうけた。彼はこの2年前からビタミン療法を開始されていた。幻視、幻聴が認められた。思考は偏執的で、途絶があり、記憶力は乏しく、インテリジェントな会話に加わることはできなかった。また、ひどい気分の振幅にも悩まされていた。その後彼は改善しはじめ、現在は改善している。

 

私は1992年にJ.L.を再診した。あまりに状態がよく、初診時の状態がいかにひどかったか想像がつかないほどであった。私達は以前の症状について長い時間ディスカッションした。彼は幻聴と幻視について覚えていた。(何年も前に消失)彼は住んでいるグループホームでとても活躍していた。彼はグループホームだけでなく、統合失調患者の患者会でもとても社交的であった。彼はよく笑い、ユーモアのセンスがあった。以前、彼は毎日8-10マイル歩いていた時期があった。このウオーキングを減らしてから、より有益な活動ができるようになった。彼は家族や双子(二卵性)と仲良くしていた。彼はかなり改善したとみなされる。しかし、あまりに長期間にわたる闘病のために、今後働いて自立することは困難であろう。知的な会話は可能であり、激怒することもなく、読書を続け、よい精神状態を維持している。

nicotinamide(2000mg/3X per day), vitamin C(1000mg/3X per day), pyridoxine(250mg/3x per day), vitamin E(400IU/day), zinc sulfate(220mg/2X per day), Anafranil(75mg befor bed), Trilafon(12mg before bed), and Valium (10mg/2X per day)

1979-80(10回)、1981-82(6回)、1983-84(13回)、1987-88(8回)、1989-90(2回)、1991-92(3回)