医学史の授業・・・山中克郎先生・・・「かなたを見渡すために、歴史を学べ」

「こんなときオスラー」より

医学生のとき、医学史の授業は眠くて仕方がなかった。講義する教授にむかって、「歴史は本に書いてあるのだから、最新の医学知識を教えてくれよ!」と心の中で叫び続けていた。しかし今、60歳に近づくにつれて、ようやく先人の業績や医学に対する考えを知ることの重要性がわかってきた。

If I have seen further it is by satanding on ye shoulders of Giants

この、「私がかなたを見渡せたのだとしたら、それは巨人の肩の上に立っていたからである」という言葉を残したのは、物理学者ニュートンである。先人の業績や思想のうえに、科学は進歩していくのである。

 

今の立ち位置を知る上でも、これからどうなっていくのか考える上でも、歴史を知ることが重要ですね。

若い時にその意味はわからないです。

かなたを見渡すために、歴史を学べ」ともいえます。

 

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