The HPV Vaccine on Trial ー Seeking Justice for a Generation Betrayed「裁かれるHPV ワクチンー裏切られた世代のために正義を求めて」その2

上記書籍で挙げられていた問題点・・・理解できた範囲で

プラセボが生理食塩水でなく、アジュバントや他のワクチン、化学溶液が使用された。(ガーダシルとサーバリックス)

臨床試験で使われたワクチンには、アルミニウムアジェバントが実際に商品化されたワクチンに含まれている量の半分しか含まれていなかった(84頁以下)

アジュバントが有害であれば、副作用に対照群との有意差はでてきにくい。

(そもそも臨床試験とアジュバンドが異なったワクチンを用いてよいのか。)

臨床試験で用いられたプラセボ注射で不調になったケースが記載されている(セシーリエ P28)。

 

アジュバントの問題

アルミニウムの安全性(273ページ)・・・ひとつの章をさいて記述されている。要は安全性は不確定。

ポリソルベート80,ホウ酸ナトリウムなど・・・長期的影響が不明。

 

代理エンドポイントの問題

本物の子宮頸がんになるまで待っているのは時間がかかり過ぎるため、組織病変を代理エンドポイントとしている。

この代理エンドポイントが適切かどうか、意見が分かれる。(代理エンドポイントが陽性でも、すべてのケースが子宮頸がんに進行するわけではない。)

 

インドでの臨床試験はスキャンダルになった。プロジェクトは途中で中止となった。

当初7人の女児が死亡したことが問題となり、その後このプロジェクトへの批判が集中した。

・インドは子宮頸がん死亡者が大変多い国だが、ワクチン接種以前より急激に減少している。

つまり、ワクチンより先にすべきことがある。

「この研究で、ワクチンが子宮頸がんの予防に成功するかどうかを見極めることは不可能である」と判断した。子宮頸がん発生率は、ワクチンも検診も普及していない状態で、すでに劇的に低下していた。彼らはこの低下は、衛生状態が改善されたこと、供給される水がより清潔になったこと、栄養状態が改善されたこと、そして生殖パターンが変化したことなどいくつかの要因に拠るとした。

提出されている疑問

・「エビデンスがゼロなのに」これらの製品をどうして「子宮頸がん」ワクチンとして推進することができるのか。

・規制当局は公衆衛生上の決定について、製薬会社から提供されたデータにのみ頼るべきなのか

・子宮頸がんの発生率が低いか低下しつつある場合、30年後に予防するための集団予防接種はどのように正当化されるのか。

・稀ながらも実際に存在し、かつ深刻な予防接種のリスクを、接種をうけようという人たちに完全に伝えることを必須条件とすべきではないだろうか。

子宮頸部スクリーニング・プログラムは、インドにおいて、HPVワクチン集団接種よりも公衆衛生上はるかに優先すべきなのではないか。

新型コロナワクチンも当初、感染を95%予防する、と宣伝していた。 統計で嘘をつくのは容易である。

 

⑤酒井七海さんのこと

あとがきに記載されている、酒井七海さんの物語

諸外国でもこのワクチンの副作用で苦しむ少女たちがいる。

統計のみで研究するのは片手落ちである。接種後すぐに異常がでたものは、常識的に薬の副作用である。 現場での観察を抜きにして議論しても無意味である。