Long covidとしての頭痛

日本医師会雑誌 2022年12月号より引用

米国ノースウェスタン大学から、COVID-19の神経後遺症の専門外来を受診した患者の臨床像が報告された。肺炎や低酸素血症による入院歴はないものの、神経症状が6週間以上続いている患者100名を対象とした前方視的研究で、頻度の高い神経症状は、順にブレインフォグ(81%)、頭痛(68%)、しびれ・疼痛(60%)、味覚障害(59%)、嗅覚障害(55%)で、頭痛は2番目に多かった。

英国から27万3618名のCOVID-19生存者を含む8100万人が検討された後方視的研究では、発症後3-6か月の機関に頭痛を呈した患者は4.6%であった。

コメント:多くが、時間とともに改善するようだ。