疑問から知識が始まる

上記引用

何もかも漫然と眺め、世にあるものいっさいをあたりまえだと受け止めている限り、疑問は出てこない。子供のように、あらゆるものに「なぜ」という疑いを持たないと知識は得られないのである。

しかし、世の中にいる多くの大人はこの新鮮な精神を失っている。「世の中とはこういうものだ」という一種のあきらめと怠惰の中にどっぷりとつかり、わずかに残った自己顕示欲を句作などでわずかに満たし、常習飲酒とくだらない趣味で時間をつぶしている。