血尿をチェックする目的は?

上記より

・肉眼的血尿に比べて圧倒的に多いのが顕微鏡的血尿で、学校検尿で1-3%、成人の人間ドックでは10-27%に認められるとされ、全年齢において男性より女性が多いです。
・血尿単独の糸球体腎炎は予後が良いためプライマリケア環境では可能性は考慮しなくてよいです。
血尿の1.4~6%を占めるとされる尿路悪性腫瘍を見逃さないことこそが血尿単独例診断における唯一の肝です。

・肉眼的血尿の大部分は泌尿器科疾患が多く、特に小児や25歳以下の若年者を除くとほとんどが泌尿器科疾患です。

・特発性腎出血やナットクラッカー現象はまれ