スタチンの代わりとなるサプリメント
「奇蹟のマグネシウム」より引用
知られざるスタチンの副作用もある。スタチンは補酵素(コエンザイムQ10)の産生を阻害するのである。この酵素は脂溶性の抗酸化剤で、ミトコンドリアに大量に存在している。ミトコンドリアは細胞内にある大事な発電所で、ここですべての体内エネルギーが作り出される。ATPの形成にはマグネシウムが必要であることはすでに述べた通りであるが、ミトコンドリアの内部でこの作用が行われるのである。スタチンなどによって、ミトコンドリアの作用が損なわれると、減退するのはエネルギーだけにとどまらなくなる。補酵素Q10のレベルが低下すると、ミオパチーと呼ばれる筋障害が起きる可能性があり、合わせて末梢神経障害、全健忘を含む記憶減退、心筋症に至ることもある。
スタチンの副作用に対する治療法に、補酵素Q10の大量投与がある。しかし、はるかに効果的な方法がある。高コレステロールに対する1次処置としてマグネシウムを使用することである。これにより、スタチンといった薬剤を使う必要は全くなくなる。