Tedxより 精神疾患(自閉症、ADHD、うつ、双極性障害など)に対する栄養療法の劇的効果
2014年 クライストチャーチで行われた講演
Julia J Rucklidge, PhD is a Professor of Clinical Psychology in the Department of Psychology at the University of Canterbury, Christchurch, New Zealand
(ジュリア J ラクリッジ医師、 カンタベリー大学臨床精神科学教授)クライストチャーチ、ニュージーランド
筆者は6年余り栄養療法の研究に取り組んできたという。主として子供の精神疾患(自閉症、ADHD,うつ、双極性障害、不安症、PTSDなど)について。
現在の精神科医療は、薬物療法が基本になっている。薬物療法は初期は有効だが、長期的には有効でない。むしろ有害のこともある。
栄養療法は、安全かつ有効である。
我々の研究では、60-80%は栄養療法が有効であった。
栄養療法はコストパフォーマンスが良い。
疾病予防効果も著しい。
栄養失調の母親から栄養失調の子供が生まれるのである。
精神疾患に対する栄養療法の効果はすでに明らかなのだから、皆様に考えてみてもらいたい。
脚気の歴史をふりかえってほしい。1600年にはライムで長期間の航海における脚気を完全に予防できることがわかった(二重盲検定試験による)。しかし、英国政府がライムの服用を義務付けたのは、1864年になってからである。
新しい研究成果を受け入れるのに、我々はどれだけの時間をかけてしまうのだろうか。
栄養療法を採用している医療関係者は、「教授の言っていることは当然」と感じると思います。