統合失調症のケースレポート14

ORTHOMOLECULAR TREATMENT OF CHRONIC DISEASEより

S.M.1951年生まれ

S.M.は常に夫に対して攻撃的であった。1980年に流産をした。1981年に帝王切開で出産した。その後の3週間ほど過活動状態であった。彼女は肥満で、食欲を減らす処方薬を内服していたのが原因であった。1982年8月4日から11日に入院した。入院の7日前より精神症状が出現していた。彼女自身は精神症状を否定したが、妄想があった。彼女は自分がテリー・フォックス(癌治療についての関心を集める為、走ってカナダを横断した人物)の妹であると思っていた。彼女の行動はおかしかった。通りを裸で歩いた。1982年9月20日から10月8日、1982年10月29日から11月15日にも入院した。1983年1月彼女は離婚した。その後彼女は安定して、大部分の時間をヘアドレッサーとして働いてすごした。彼女は全く正常な態度でお客にサービスを行うことができていた。

Lithium(300mg), nicotinamide(3000mg), vitamin C(1500mg), pyridoxine(500mg), Valium(30mg), Trilafon(16mg), Elavil(560mg)

再診

1981-82(4 times), 1983-84(14 times), 1985-86(12 times), 1987-88(10 times), 1989-90(9 times), 1991-92(6 times)

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