部長の勧め・・・こんなときオスラーより

Bさんは研修病院の後期研修医で、卒後5年目である。内科の研修後は、総合内科医として研修医の指導をしていきたいと考えている。先日、メンターである部長に、総合内科医になるために、後進の指導に関する今後の勉強リソースについて相談に行った。部長は、ピアレビュージャーナルの定期購読を勧めてくれた。またそれと同時に、文学を読むことも勧められた。Bさんはもともと理科系であったので、国語は苦手であり、サイエンス系の本を読むことはあっても、文学を読んだ経験はほとんどなかった。

日本の医学生のほとんどは、いわゆる理科系である。多くの大学医学部が、受験科目に数学と理科を課していたからであろう。そのため数式の計算やパソコンの使い方について得意な医師が多い。一方で、患者さんや家族の痛み・悲しみを理解することや、コミュニケーション能力に乏しい医師を時に見かける。人としての共感力が弱いのだ。共感力は、人生の叡智でもある。これを高めるためには、教養と人生哲学の学習が必要である。

 

勉強になります!