ソフトスキルを高める

「こんなときオスラー」より 山中克郎先生

 初期研修医の選考試験では、院長、副院長、指導医、若手医師代表、看護部長、事務員が集まり、マッチングの順位づけをする。たいていは会議が始まり最初の10分で、ほぼ満場一致で病院側の上位希望者が決まる。

若手医師が最も親密に医学生の面倒をみる。したがって、病院幹部は若手医師の意見を重視する。院長は試験を受けに来た医学生と面接時に10分くらいしかあっていない。ところが、である。不思議なことに、若手医師の意見と他の選考委員の意見はほとんど一致する。初対面で短時間に形成される人物評価と、数日間を一緒に過し獲得される人物評価が、ほとんど変わらないことを意味する。
面接では、学校の成績や小論文のような客観的に測定できる「ハードスキル」よりも、測定はできないが人間社会の円滑な営みに大切な「ソフトスキル」がより重要といわれている。コミュニュケーション力、説得力、時間厳守、チームワーク、規則を守ること、ユーモアだけでなく批判的な思考、失敗から這い上がる力、自己と上司を管理する能力も、ソフトスキルに含まれるという。

 

人間は不思議ですね。面接で好印象を与える努力をしない人間はいないと思います。にも関わらず、無意識の部分を他人は読み取ってしまうのでしょう。 本人が隠したいことほど、「他人から丸見え」ってよくあります。