抗認知症薬の副作用

 First, Do no harm. 「医療行為においては、まず害をなしてはならない。」が原則です。

 しかし、認知症診療は歴史も浅く(結果的に製薬会社の影響力が大きい)、薬の副作用が出ていても気づかれていないケースが多いです。一般内科医が診ることも多く、基本的なトレーニングも不足しています。

 一方で、患者数はうなぎのぼり。国も対策をとり、金もかけていますが・・・。
 批判を恐れずいえば、的外れといわざるを得ません。

 私見では、コウノメソッドの導入、栄養療法の導入が不可欠と考えます。
まあ、そのようなことには絶対になりえませんが。

以下引用 平川亘先生の本より。

 様々な副作用を挙げてきましたが、これらの副作用は各薬剤の添付文書にはほとんどみられません。これらの副作用はなぜ、大規模臨床試験や市販後調査では明らかになってこなかったのでしょうか。認知症患者を多く診ている医師には易怒性や興奮はよく知られた副作用です。
 これらの副作用はけして稀なものではなく、また副作用を指摘しているのは筆者だけではありません。多くの専門医は知っている事実です。
 認知症400万人、その予備軍を含めると800万人時代といわれるようになり、認知症とその治療薬に世間の注目が集まるようになりました。いたるところで認知症の講演や薬剤の広報が行われていますが、その割にはこれらの副作用に対する注意喚起の情報が少ないように感じます。今後もっと多くの情報収集をして知見を集積し、有効性だけでなく副作用についても広く情報を共有することが、これからの時代に必要だと思います。