仕事にやりがいがない

「あきらめない練習」植松 努著より引用

天下りや孫請け、ひ孫請け、なんていうのは、おいしい思いをしている人たちの話ではなくて、そのおいしさのための支出をしているのは、自分たちだという自覚が必要です。

これは連鎖です。この連鎖を断ち切るために、最も大事なのは、楽をしてお金をもらうという思考をやめて、努力の付加価値と効率を上げることです。その場合、最も重要なのは「命令どおりにやる」ではなく「自分で考えて、自分で試す」ということです。

誰かの命令で効率が上がるなら、それは自分以外の誰でもできてしまうことだから、競争になりません。自分で考えて自分で試すことは、誰も知らないことだから、最初の評価とても低いでしょう。それでも頑張って、その努力の価値を知らしめることができて、はじめて対価がついてきます。

すなわち、本当の努力とは、対価が約束されたものではなく、対価は後からついてくるということです。ですから、努力をするためには、約束された対価以外の何かがないといけません。それが、本当のやりがいかもしれません。自分で勝手に努力して、自分で勝手に嬉しくなる。

そのためには、自分の成長を感じられることが大切かもしれません。となると、同じことの繰り返しではないですね。やったことがないことをやる。新しいことに挑む。

その中にやりがいが隠れているかもしれません。