甲状腺疾患
ドクターサロン 2026年3月号より
徳田紀子先生
①自覚症状以外では、コレステロール値の異常。甲状腺機能が高いと、コレステロール値が下がる。 ALPだけが高い時。骨代謝回転が亢進すると骨型のALPが上昇する。
②無痛性甲状腺炎は基本は3か月以上は続かない。壊れて甲状腺にプールされているホルモンが漏れてしまうだけ。
③橋本病は、自己抗体が陽性であれば診断してOKです。具体的にいうと、サイログロブリン抗体が甲状腺ペルオキシダーゼが陽性であることを確認することになります。橋本病は、女性に多くて、50歳以上の女性のAB型の血液型の方よりも多いといわれており、コモンディジーズです。
④免疫チェックポイント阻害薬という抗がん剤でおこってくる甲状腺炎には激烈なタイプがある。チロシンキナーゼ阻害薬でも甲状腺炎となりうる。
⑤甲状腺ホルモン不応症という病態がある。
⑥妊娠初期は、チアマゾールは催奇形性が問題になる。
⑦妊娠中の目標値について考え方が変わってきそうです。これまでは、橋本病があると妊娠初期は、TSHを2.5µユニットより下になるように管理してきました。しかし最近のエビデンスですと、橋本病の有無は関係なく、TSHも4を超えていなければ良いということに、米国のガイドラインがまもなく変わってくるそうです。
⑧微小乳頭がん(1cm未満)は経過観察してもよい。
⑨IgG4関連の甲状腺疾患というものがある。