「わたしの一生もの」より
https://deesmagazine.base.shop/items/79863686
上記より 「一生ものの買い物論」 清政 光博
個人で商売をはじめて、「何を買うのか」と同じくらい「誰から買うのか」が大切なんだと、店の内外で教わった。手仕事の品はその両方を兼ね備えている。顔の見える距離感で作り手から物を買うということは、改めて考えると特別なことだ。作る人の思いを知り、日々の暮らしで使う。それは物を介した作り手とのコミュニュケーションで、目には見えない手仕事の尊さでもある。作る人が手を動かした時間が掛け合わさって、使う人の愛着が醸成されていく。そのような物は、一生ものと呼ぶのにふさわしい。