症状もないのに心電図測定をさせていただく理由
狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患が疑われる場合、心電図検査を行います。
病歴がはっきりしていたり、血液検査(トロポニン)等が陽性であれば、すぐに救急病院に行っていただきます。
一方、判断に迷う場合も少なくありません。(大抵、緊急の判断が必要な状況となります。)
無症状の時と比較して心電図変化が認められた場合、ぐっと診断に近づきます。
時系列で判断する必要があるのです。
もう一点、糖尿病・境界型糖尿病の方は、心筋梗塞でも胸痛がない場合があります。偶然行った検査でつまりかけの冠動脈が見つかり、事なきを得た患者さんがおられます。
リスクがある方、年配の方は、この安価な検査を積極的に受けてしかるべきと考えています。
けして検査で儲けようとしているわけではないんですよ。