慢性疲労症候群に対するビタミンD補充療法・・・日本からの報告

慢性疲労症候群に対するビタミンD補充療法「先行研究」論文ついに発表!

この学会発表スライドおよび論文をみて注目すべきは、ME/CFSに対するビタミンD補充療法の顕著な効果です。ビタミンDの補充によりビタミンD血中濃度が上昇するのはもちろん、ME/CFSの症状数が明らかに減少しているのです。具体的には28例の患者のほぼ全員で、ME/CFS症状数の減少が認められました。

そして80%以上の患者で症状数が減少しただけでなく、ME/CFSの診断基準を満たさなくなりました。つまり大半の患者では症状の顕著な改善があったため、もはやME/CFSを診断基準のうえでは離脱するに至った訳です。ビタミンDという単一の栄養素で、難治とされるME/CFSがここまで改善するとは驚きです。