ホッファー先生のケースレポート・・・おねしょと悪夢の改善
ケースレポート3
B.A.は1967年に生まれた。1971年3月初診。行儀良くおとなしかったが、恥ずかしがりで私に対して一言も口をきかなかった。幼児期の発育は良く、9か月で歩き出した。歩き出した後、ずっと過活動であった。いつもそわそわしていて、食事の間ですら座っていることができなかった。両親はメガビタミン療法(ナイアシンアミド25㎎を含む)を開始した。1週間して多少の改善をみたが、それだけだった。私は毎食1グラムのナイアシンアミドをスタートしてもらった。(その後1日2グラムへ減量)1か月後、改善が認められた。毎晩の夜尿が、一か月で2回へ減った。1971年9月彼はほぼ正常だったが、わずかに再燃していた。ナイアシン1グラムとナイアシンアミドの内服を開始。12月には、ナイアシン3グラム(毎食後)へ変更し、アミドは中止。その理由は、ナイアシンの方が有効なのがわかったため。1973年7月3日彼は正常であった。幼稚園を卒業していた。クローゼットからお化けがでてくる夢を見ることがたまにあった。ナイアシンを1日4グラムへ増量。過活動性のスコアは95から45へ低下した(1971年3月21日から1971年7月3日にかけて)。最終的な評価はmuch improvedであった。
レポートのディティールも参考になります。