ウブレチド(シスチグミン臭化物)

日経メディカルクイズ 2020年5月号より

前立腺肥大症、過活動膀胱に用いられるウブレチドは、コリンエステラーゼ活性を低下させ、コリン作動性クリーゼをおこすことがあるらしい。

症状・・・発汗、呼吸困難、流延、喀痰増加、縮瞳、吐き気、下痢、徐脈などなど。

ポイント:副交感神経刺激症状を伴う下痢、嘔吐、呼吸困難は、コリン作動性クリーゼを疑う

コメント:誤嚥性肺炎として対応され、見過ごされている症例が多いと考えられているらしい。 コリンエステラーゼ活性が測定される。  アセチルコリンを増やすことを目的とした、アリセプトなどとは併用禁忌となっている。

多剤併用となると、どんどん複雑になってしまう。

「いつも心に薬と結核を!」