人の財宝

 

この本のまえがきは、一般的にいってかなり過激だと思う。うけつけない方もおられるかもしれない。

それにしても、筆者の超訳はストレートで強いメッセージになっている。

 

富という言葉を聞いたとき、人々はありあまる金銀財宝を想像する。

けれども、金銀財宝は本当に人を幸せにする力を持つであろうか。
財宝があるために傲慢になったり、戦々恐々としたり、
諍いや不安が生じるのではないか。
すべての人々を幸せにし、信頼が増え、安心をもたらすものはないのか
それは信である。全き真摯さ、信である。

「サンユッタ・ニカーヤ」第x篇