バテレン追放の理由
学校では、「キリスト教の人間平等の精神が入ってくることを恐れた。」あるいは「一向一揆のような反乱を恐れたため」と習うようです。
新しい宗教は、(国家宗教や権威を否定するので)民衆にとって新しい希望ではあっただろう。実際は欧米帝国主義の国家宗教だったわけで、その点も指摘すべきだと思います。
以下ウィキペディアより
秀吉がこの追放令を出した理由については諸説ある。
キリスト教が拡大し、一向一揆のように反乱を起こすことを恐れたため。
キリスト教徒が神道・仏教を迫害をしたため。
ポルトガル人が日本人を奴隷として売買していたのをやめさせるため。
秀吉が有馬の女性を連れてくるように命令した際、女性たちがキリシタンであることを理由に拒否したため。
秀吉がコエリョに行った詰問は以下の4つ(教科書引用)
①なぜ領民を強引に改宗させるのか
②なぜ神社仏閣を破壊するのか
③なぜ家畜を殺してその肉を食べるのか
④なぜポルトガル人は多くの日本人を奴隷として買って連れ帰るのか。
禁教へ(教科書引用)
1596年、土佐沖で難破したスペイン船サン・フェリペ号の航海長が日本の奉行にたいして次のように語ったと言われています。
「われらはまず宣教師を送り込んで先住民を改宗させ、つづいて軍隊が入って多くの王国を征服してきた。」
これを聞いた秀吉はキリシタン取り締まりを強化しました。秀吉はキリシタンの問題が日本の防衛の問題であることを理解したからです。