私の糖尿病人生 半世紀をとうに超え、なお更新中

 

1997年米国初版。2005年日本語訳初版。 バーンスタイン医師は1934年生まれ、存命なら85歳。小児期発症の1型糖尿病としては最長寿と考えられ、まさに生き証人だろう。新しい糖尿病治療法(糖質制限食)を開発した後、45歳で医学部へ入学した。糖尿病の方にはぜひ読んで頂きたいと思います。(改訂版が出ています)

 

 

前書きより

私と同じく1946年ごろに糖尿病を発病して、今なお生きながらえている患者のことはあまり聞いたことがない。また、糖尿病によりひどい合併症に悩んでいない患者にも心当たりがない。私が自分で自分の糖尿病に責任を持たなかったならば、このように今日まで活動的に動き回れるとは想像すらできなかったであろう。ダイエットと糖尿病の関係には多くの学説がまかり通っている。栄養上、患者にとって賢明なアドバイスであると現在でも多くの医師が考えているが、長い目で見ると致命的になっていることすらある。

このことは、私にはわかりすぎるほどよくわかる。なぜならば、私は糖尿病に関する世間一般の”通念”によって死に直面したからである。

私は1946年に12歳で糖尿病を発症し、それから20年以上”普通”の糖尿病患者であった。医師の命令に素直に従い、病気の許す範囲でできるだけ正常な生活を送っていた。

年を重ねるに従い、糖尿病から来る合併症はどんどん悪くなり、同じような状況の糖尿病患者と同様私も若死に直面した。私は生きながらえてはいたが、生活の質は特によいわけではなかった。私のは1型あるいはインスリン依存性と呼ばれる糖尿病で、通常、小児期に発症する(若年発症型糖尿病とも呼ばれる)。