現代人の絶対価値・・・ニーチェの言葉より

ニーチェはニヒリズムの哲学者ではなく、むしろ、ニヒリズムを批判した。

金のことばかり考えて、日々がすぎていく。

 

以下引用

 現代人の絶対価値は金銭と利潤である。人間はどこかに絶対価値を見出していないと不安で耐えられないのだ。
19世紀までの西洋での絶対価値はと真理はキリスト教道徳だった。しかし、ニーチェは、キリスト教道徳はありもしない価値を信じ込ませる宗教だと解釈したのだ。その道徳は本物ではない、生きている人間のためではないと考えた。

 

では、近代の金銭や利潤は現代の新しい絶対価値だろうか。ニーチェは、これを神の代替物としての価値だとした。つまり、ニヒリズムから逃げるための新しいニヒリズムだと批判したのである。

 

我々は永遠の無の中を漂っているのではないだろうか」とニーチェは「ツアラトゥストラはかく語りき」で書いている。また、遺稿をまとめた「力への意思」では、「今の道徳への疑いが世界を席巻するようになるだろう」と書いている。まさに現代の状況を予言しているかのようである。