お金がないと何もできない
「あきらめない練習より」
→「自分でも作れるかも」と買う以外の選択肢も考える
以下引用
しかも、製作過程でよりよい物ができてしまったり、よりよい製作過程を考えられたりします。そして、お金で買えない喜びを信じることができるようになります。
「自分には無理だからしてもらおう。いや、してもらうしかない」ではなく、「自分にもできそう。自分でやろう。できるかもしれない」と思うだけで、人生の価値はきっと大きく変わります。
だからこそ、作っている過程を調べたり、つくり方を調べたり、自分でやってみることは、きっと大事です。
生み出すことができないと、奪うしかありません。払う対価がないときに、欲しいものを手に入れるには、自分で生み出すか、相手から奪うしかありません。
だから、「自分でできる」という気持ちは、社会を成立させるために、不可欠なほどに重要なことだと思います。
親のすねをかじれるうちはいいかもしれないけど、親が亡くなったりしたら、残る選択肢は限られています。
僕は幸いにして、周囲に「なければ作れ」という生き様の人たちがいたおかげで、奪うという選択をしなくてすんでいます。
だから、それを他の人たちにも知って欲しいと思っています。これは、社会を奪い合いに満ちたものにしないために、とても重要なことだと思います。
ぜひ、料理でも、手芸でも、農業でも、なんでもいいです。子どもと関わる人は、「買う」以外の生き方を子どもたちに示してあげてほしいです。
子どもが宇宙船を欲しいと言ったら、「それは余程お金がないと無理だ」ではなく、「そう言えば、今、民間で宇宙開発やっている人たちがいるよ。アメリカでは宇宙ステーションにドッキングまでしたよ。こういう本を読んでごらん。きっと、何かヒントがあるかもよ」と伝えてあげてほしいのです。
自分が不可能だと思ったことを、子どもにも「不可能だ」と教えないでほしい。
「不可能」と思った瞬間に、「うわ、まずい。俺、愚か者になりかけてる」と、あわてて「可能にする方法」を考えてください。
不可能の理由は100見つけても、答えは0。可能の理由は、わずか1見つけるだけで、可能になる。0と1の間には、無限の開きがあります。
コメント:世の中の厳しさを知ってしまった大人は、つい可能性を否定してしまいますね。
先日、NHKBSで村山斉先生が「最後の講義」をされていました。
宇宙に関する講義で、大変面白かったです。
その中で、「日本ほど資源が無い国で、これほど豊かな国は例を見ない」由話しておられました。
スティーブンジョブスの言葉より「アップルは、テクノロジーの会社ではない。テクノロジーとリベラルアーツが交差するところに存在する」
・・・つまり、一見役にたたない教養(リベラル・アーツ:哲学、サイエンス、文学などなど)が大変重要とのことです。
日本は、他国から奪うのではなく、新しい価値を作ることで世界の中で生きているといえるのではないでしょうか。
わずかでも、新しい価値を生み出せる存在でありたいものです。
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