炎症性腸疾患と認知症の合併
日本臨床内科学会雑誌 2024年12月号より
まず、疫学的な側面であるが、認知症と炎症性腸疾患の関連性に関する大規模な報告では2021年に台湾を中心に行われたものがある。この研究では炎症性腸疾患を持つ45歳以上の1742人を対象に16年間の追跡調査が行われた。その結果、炎症性腸疾患を持つ人は対照群に比べて認知症の発症リスクが高く(5.5% 対 1.4%)、発症年齢が約7年早い(76.24歳体 83.45歳)ことが示された。加えて、罹患した認知症の中ではアルツハイマー病が最も高率であることも報告された。続いて2つの論文が発表されているが、いずれも、最初の報告を支持する形になっている。
どちらも糖質過剰症候群なのでしょう。