脚を痛がる子供

脚を痛がる子供を見たら、悪性疾患の可能性を考える必要があるという。小児がんは診断が大変難しいらしく、タイトルはクリニカルパールなのかもしれない。しかし、成人の白血病で脚を痛がる人は見たことがない気がする。
以下引用

子どものがんも大人と同じくさまざまな種類があるが、代表的なのは白血病と神経芽腫であろう。神経芽腫とは胸やお腹の中の神経節という背骨付近の神経細胞から発癌する小児悪性腫瘍である。
 この二つは発症の仕方がとても似ている。白血病は骨髄の病気で、骨に浸潤するので、足が痛くなり歩けなくなる。神経芽腫も骨に転移をするので、同様に歩けなくなる。
 では、足が痛ければ小児がんかというとそれも違う。実は化膿性関節炎という整形外科の病気かもしれない。あるいは、若年性特発性関節炎という関節リウマチかもしれない。これは小児科の病気だ。こうした疾患は全部熱がでるので、区別がつきにくい。