舌痛症と亜鉛

上記より引用

舌痛症の大部分は亜鉛補充療法により数週間から数か月で治癒する。論理的亜鉛補充療法では、一般に時々痛みを忘れる時が生じ、時々痛みを忘れる日が生じては痛みがぶり返し、徐々に徐々にと軽快していくことが多い。2002年10月から2009年3月までの8年半の間の、筆者らの亜鉛欠乏症疑い登録症例中、舌痛を訴えた41例48症例の分析で、治癒したものは23例30症例で、7例が治癒後に再び血清亜鉛地が低下して再発・再再発し、亜鉛補充療法で簡単に治癒している。治癒の可能性大であるが判定未定7例。判定保留のもの9例、非亜鉛欠乏は2例であった。

みまき温泉診療所 倉澤 隆平先生の報告。 ずいぶん前におられた舌痛症の患者さんを思い出す。

舌痛症の亜鉛療法は、あまり知られていないと思う。