1日インスリン必要量の考察

下記はあくまで私の考察です。

資料1 https://www.kyorin-pharm.co.jp/prodinfo/useful/doctorsalon/upload_docs/140458-1-06.pdf

資料2 novocareSmile_No.18.pdf (club-dm.jp)・・・引用

インスリン量の決め方は、患者さんの状態によって異なりますが、通常は患者さんの体重を参考に、1日の全量を決定します。普通、体重1kgに対して、0.8~1.0単位が必要です。体重50kgの人であれば、1日のインスリン量は40~50単位となります。このうちの40%を基礎インスリン分として、残り60%を3回に分けて食前に打ちます。これが基本的なインスリン量と打ち方です。

 

資料1によると、1型糖尿病の場合、大体1日インスリン必要量は40単位程度でよいとのこと。

(1型の場合は、インスリン抵抗性が2型よりも軽いことが多いため)

必用インスリン量は、基礎インスリン分泌+ボーラス(追加)インスリン分泌である。

この比を1:1とすると

スーパー糖質制限をして、一日糖質量60g、一食糖質量を20gとする。

基礎インスリン分泌で20単位。追加分が20x60/270=4.4単位。

あわせて24単位くらいは最低必要という計算になる。

 

資料2から、基礎インスリン分泌:ボーラスを40:60とすると、

16単位+5単位=21単位

 

結局、1日最低インスリン必要量は21~24程度と考えることができる。

 

 

「高インスリン血症をさける」ためには、インスリンやDPP4を避けた方がよいという考え方のドクターもおられる(糖質制限推進派のドクターの中に)。1型糖尿病あるいは2型糖尿病の方でも、しだいに1型糖尿病のような状態になってインスリン分泌が低下するケースがある。この場合、早朝高血糖のコントロールが困難となる。

最低限のインスリンやインスリン量を増加させる治療は、自然な方法と考えることもできる。   しかしながら、インスリン治療は長期継続でインスリン抗体ができることがある。DPP4阻害薬も未知の副作用の可能性が残る。

DPP-4阻害剤によって糖尿病網膜症が増加する!? – 糖尿病網膜症に負けない! (yosshie3.com)